第23回マンドリン交歓演奏会
♪H.16.6.27 アステールプラザ 多目的ホール
マンドリン交歓会が終わりました。
朝はあいにくの雨模様でしたが、私たちをふくめて、5つのサークルから、100人を超える参加者が集まりました。ご参加、ありがとうございました。
ここでは、その交歓会での裏話を...( *´艸`)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
マンドリン交歓会が終わりました。
さて、私から見た当日の報告を始めましょう。
練習日記で、すっかりおなじみになった??2人のメールから入りましょうか。
6/27 07:23 K
7時10分のフェリーに乗ってます。アステールにちょうど8時半ころと思います。ペールなんか、駐車場から運ぶの大変よね。一旦正面に付けますから、よろしくお願いします。
6/27 07:30 S
おはよースッ。わかりやした、ペールの件、手配しまーす。8時までゆっくり寝てきてちょ。
6/27 07:33 K
いやあ…最後の悪あがきで、指慣らししてます。パッチン、パッチン…それは、指鳴らし!
6/27 08:04 S
おネエさん、朝からアドレナリン全開ですなぁ(^^;)気合がこちらにもびしばし伝わって来まっせ。私はとある事情で指を詰めた、ちゃーった、爪を折ったので、爪慣らしならぬ指慣らししなきゃならなかったんだけど、結局夕べといおうか今朝は勘定奉行に徹して電卓の指慣らししてました(^^;)目指せ、一発御名算、って、何か目標ちゃうネェ(^_^)v
6/27 08:11 K 着いちゃったよ。
6/27 08:14 S 今着いた。正面玄関前でーす。
ところがね、同じ時間に、もう1本メールが。ん?部長だよ。
6/27 08:14 J
じぇり~です。おはようございます。ごめんなさい。寝坊してしまいました。私といっしょに行く予定だった2人も多少遅れます。9:00までには行ける様頑張りますので、ご容赦ください(>_<)
…「ひえー、部長たち遅れるかもって!!」
居合わせた部員のみんなに震度6の激震が。
って、動揺している暇はないっ。とりあえず、車、駐車場に入れて、荷物持って多目的ホール前に集合。案内係は、即、配置について。秀征・せつ子はカギの手続きに1階へ。
あっ、以下身内呼び捨てで行きます。失礼ご容赦。
<朝のどたばた>
なにぶん、時間的制約の多い会場で、参加者の皆様にはご不自由を感じさせてしまっただろうなと思います。
特に朝は、正面入り口はもう8時半には開いていて、多目的ホールの前までは来ることができるわけですが、その先が、9時にならないと入れない。カギの手続きが、9時5分前にならないとできない…そんな状況で、結構、他のサークルの皆さん早めに来られて、椅子も何もない状態で30分くらいお待たせすることに。申し訳ないけど、しょうがない。
秀征・せつ子が、多目的ホールのカギを受け取りに事務所に行っている間に、とりあえず、私たち、スタッフの広島市民マンドリンクラブのほかのメンバーも、名札をお渡ししたり、傘立ての準備をしたり、荷物をまとめたりして、「開門」を待ちました。
そして多目的ホールが開いても、今度はステージを上昇させる間は中に入れない。また、ホワイエで、しばらく一緒に待つことに。「段取りが悪い」とお叱りを受けながら。スタッフのほうが早く入れる時間設定なら、この、朝のどたばたはなかったんでしょうが、そんなことを言ってもしょうがないこと(また、書いちゃった)。
そして、OKが出て…ホールにスタッフと参加者が同時に入りますから、また、スタッフてんやわんや。まず、荷物置き場を作る係と、椅子を並べる係が手一杯の状況で…「私たちも手伝いましょう」と一緒に壁にサークル名の紙を貼ってくださったり、椅子を並べてくださったりした参加者の皆さん。ありがとうございました。と、いうわけで、会場設置は瞬く間にすみました。
いつの間にか、部長が来てました。「花束、どこに置きます?」楽屋、と言われて通路のカギを開けます。みんなが名札をつけているのを見て、「名札回収」の指示がなかったことに気づき、部長に代表者会議で言ってもらいます。そうそう「携帯はマナー」ですね。これは司会の剛に頼みました。
「調弦しようよー!」と声が飛びます。私達はトップバッターですから。録音用の音出しもしなくてはなりません。ホール内の係のものが、メンバーの楽器を出し、調弦をします。部長は代表者会議で、不在。受付・案内はまだ、持ち場にいる。手の取れるもので、あたふたと調弦しました。駐車場は、他の催しのこともあって、すぐにいっぱいになってしまったとのこと。いっぱいで入れられなかったときの方法を確認しておかなかったのは私たちの手落ちだと思いました。止められなかった方、ほんとに申し訳ありませんでした。
9:30録音用の音出し。音量調整ですね。代表者会議で、部長はいません。大きな音が出る部分がいいそうなので、午後からの「星空のコンチェルト」のラストの部分を弾きました。がーって音を出すのは緊張防止には良かったかも。無事に終わって調弦のやり直し。
「無事に」って、書いちゃったけど、実は無事に、ではなかった話も。
上にも書いた通り、手の取れるものだけで調弦をしたんです。
で、音出しが終わってから、調弦をやり直すときのこと。
「あっ、チューナーが要るんなら、私のを使う?」と、せつ子が自分のギターケースを開けると、な、何と中にはチューナーだけでなく、じ、自分のギターが??えっ、じゃ、今弾いたギターは、誰の??
確認すると、それは剛のギター。調弦をするときのどたばたで、明美がせつ子のギターを出したつもりで剛のギターを出し、調弦してせつ子の席に置いてしまった、というわけ。
でも、間違えて、というか、時間のない状況だったから、あわててたのもありなんでしょうけど、明美だけが悪いんじゃないよ。弾いてて気がつかなかったせつ子。目の前で自分のギターを弾かれてるのに気づかない剛(指揮者)…みんな、緊張していたと、いうことに、しよう。
さて、今度こそ無事に調弦も終わり、改めてオン・ステージ。
交歓会の開始です。
司会は剛。舞台上手で、部長が諸注意を告知します。10:10一組目は、私たち、広島市民マンドリンクラブです。
さあっ、またまた、「無事に」とはいえない話。
実は、朝から遅刻してびっくりさせたのは、部長だけではなくて…
ベースの一男は家が遠いのですが、前夜から市内に泊まっていた…はず。ところが、来ない!携帯も繋がらない。交歓会が始まってしまい、「最悪の場合、ベースなしで…」という、違う意味の緊張が走っていた。しかし、演奏1分前、ほんとに1分前!!彼はやってきたのでした!
「言いたいことは、山ほどあるけど、とりあえず、あとでね。」と、言ったのは私ですが、いまだにゆっくりお話ができていません。連絡請う!!
と、言うわけで、何とか無事に演奏を終えた私たちでした。
ここから、サークルごとの演奏があったわけですが、今回私たちは「主管」なので、私は午前中の演奏をゆっくり楽しむことができませんでした。残念でしたけど、でも、今回はお世話をさせていただきましたよっ!
<昼食場所の準備~昼食>
市民マンドリンクラブのステージが終わって時計を見ると既に10:25。お弁当を10:30に頼んでおいたので、「すぐ、下に下りなくちゃ。」と、思っていたところに、お弁当が届いたとの知らせ。すぐ、3人で下に下りる。あとの3人で研修室のカギを取りに行って、7階のカギを開けておいてもらう。
弁当とお茶を台車に載せ、エレベーターで上へ。最初の便で、2階多目的ホールで食事を取る8人分を下ろしてもらう。残りを7階へ。研修室の机に弁当、箸、お茶を並べるが、箸が足りず、明美が買いに行く。6人あがってもらったのは、やはり正解で、短時間で並べ終えることができた。弁当の空き袋を後にならべ、ゴミを返してもらうところも準備完了。11:10、6人で先に弁当を食べる。明美がホールと連絡を取ると、少しおしている、という話。とにかく案内係の2人が2階に下りる。
すこし、手すきになったので、3枚あったホワイトボードに指示を書く。「午後の合奏は、12時30分開始です。12時15分頃から調弦をお願いします。440に合わせてください。」
そうしていると、おしている、という情報とは裏腹に、ほぼ予定通り、午前が終了したとの知らせ。スタンバイしていると、続々と参加者が昼食を取りにあがってきた。交歓会が始まるときに司会者は、「昼食場所は7階です。エレベーターを使ってください。元気な方は、階段で上がってもかまいません。」と、言いましたよ、確かに。で、本当に階段で上がってきた人が、えーと…少なくとも20人はいましたね。元気な皆さんに、拍手。結構、値段の割にはいいお弁当で(自分が手配したから言うわけじゃなく、素直にそう思った)喜んでいただけていたので、ちょっぴり嬉しかった。
12:00前、午後の受付のせつ子が下に下りる。学生時代の友人2名と、ドラのOGが来ると言っていたので、よろしく頼んでおく。この機会に是非、市民マンドリンに、参入・復活してほしいので、次に練習する曲の楽譜なんか用意してみました。うまくいくかしら…
このとき、私も一旦2階に下りてみると、ホールは午後からの合同合奏のセッティングの真っ最中で、2階残留組が、あわただしく動き回っていた。受付でパンフをめくっていたら、一男が「ベース、何人ですかね。」と聞きに来た。彼は、私が「3人」と答えるのを、ほとんど背中で聞きながら、また、中に戻っていった。
さて、7階に戻る。和気藹々と食事が進んでいたので、雰囲気を壊してもいけないなあ、と、ちょっと遠慮はしていたが、やはり、指示は出したほうがいいだろうなと、12:00をすこし回ったところで、告知に前に立った。「午後の合奏は、12時30分開始です。12時15分頃から調弦をお願いします。440に合わせてください。」という、ホワイトボードの指示をとりあえず読み、ゴミのことと、駐車場のコインのことを言っておいた。12:10ころになると、みんな、席を立ってゴミを戻し、整然と下に下りていくので(またまた余談ですが、歩いて下りた人も、いました。)私たちは端から机を拭いてゆき、ゴミを片付け、心配していた時間超過もほとんどなく、12:30ころには多目的ホールに戻る事ができた。
調弦は既に、2階組がやってくれていた。研修室組は、遅れるかもしれないと言う予想の元、一番後ろに席を用意しておく、という話だったが、ドラに関しては、一番前と二列目だった。弾けない私がこんなところで弾いてもいいのかしら、失礼にならないかしら、とちょっと不安。私の前は陽子と育子。私の右は、東広島の、Sさん。後にやはり東広島のTさん(名古屋から帰って来ての参加だって)とEさん。みんな、ばりばり弾ける人たちなので、少し安心する。
<せつ子からメールが来まして…>
私が剛氏のギターを弾いちゃった(^^ゞ事件がPart1なら、Keatonが研修室の片付けをしている間に、実はPart2の「ギター間違って、よその人のを調弦しちゃった事件」があったのよ。
間違えた張本人は私じゃなくって、誰あろう、かの大部長殿^_^;
私のシールべたべたのギターは部長殿にもインパクトはあったみたいで、
「せつ子さんのギターはアストリアスですよね?」っていわれるものだから、
「そうでーす。調弦御願いしまーす。」となる訳よね。
午後の部が始まる前に、自分の席に楽譜と足台をセットしに行ったら、あれよ、指板に張ってあるシールがない、それにこのギター、アストリアスだけど、何か違うぞ、そしたらある女性が
「すみません、それお宅のギターですか?」って、すぐ聞いて来られたの。
自分のが無くて捜し回られてたみたいなんだけど、私もこのギターは自分のじゃなかったし、まさかと思って、猫シールのあるマイ・ギター・ケースを開けると、やっぱりしっかりマイ・ギターは午前の部と同じくケースの中でお休みしてました(^^ゞ
その女性のギターも、私のと同様にネックにマイ・タック・シールが張ってあったんで、部長殿は間違えられたんだと思うけど、指板にまで貼ってあったのは、多分私独りだけの筈。
部長殿は、日頃何を見てらっしゃるのやらと、恐れ多くて私の口からは言えない(って、しっかり言ってるか(^^ゞ)
以上レポートはせつ子でした。
<合同企画>
いよいよ、午後の部開始。部長の挨拶と、坂マンドリンの桧垣さんの藤掛廣幸さんの紹介に続いて、ご本人の登場。前日の練習の際、藤掛廣幸さんはどんな人??という話になり、お笑い系タレントのHさんに似ているとの情報を小耳に挟んでいた私は、ちょっと、ほんとにちょっとだけ、笑いがこみ上げてきて困ったけど…でも、20年以上前に一度市民マンドリンに来ていただいた事があると聞いていたので、それにしては若い人が出てこられたなあ、というのが正直な印象でありました。
一度、私たち広島市民マンドリンクラブの指揮者剛の指揮で、「星空のコンチェルト」を通しました。総勢100人を超す合奏なんて、ほんとに久しぶりです。「先生!練習してきました!聞いて聞いて!」っていう参加者の思いが伝わってくる、とっても、「熱い」演奏でした。
さて、拍手をしながら立ち上がった先生は、指揮台に上がりました。
今度は、参加者の「ごっくん」という音が聞こえたような気がしました。「せっ、先生、ど、どうでしたか??」っていう感じでしょうか。
事細かな指導、というよりは、あふれ出る音楽をどんどん語る先生。
「自分はブラスバンドで第4ホルンだったので、普段あまり注目されないパートにメロディを振るんだ」と、セカンドの正面に立ちます。「セカンド、たくさんおられますね、自分の音で表現してください。みんな同じ音ではつまらない。僕はマンドリンは弾けません。でも、何曲か曲を書いていると、この辺の音が一番きれい、って言う事はわかるようになる。星がふぁーっと、きらきらーっとしてる感じで、はい。」
ドラを向いて言われます。「ドラが大変な曲だといわれます。間違ったっていい。楽しんで、楽しんで。」
ファースト・チェロ・ギターのソロの部分に来ました。チェロを向いて、「主役です。思い切って弾いて下さい。」ファーストを振り返って「そしてほら。会話をしてる感じで。」ギターを振り向いて「はい、支えてあげる感じで。」
「楽譜は、単なる指示書です。たとえば、みんなで公園に行きましょう、と、書いてあるだけ。整然とわき目も振らずに、一直線でみんなが公園まで歩いてると、気持ち悪いでしょ。わき見をしてもいい。自分の行き方で行ってください、楽しんでください。」
楽しんで!を連発しながら、自由な指揮で私たちを引っ張る先生から、目を離すことができません。
くぎづけ、でした。
最後まで指導が通ったところで、休憩。その後、仕上げに先生の指揮で通し。
合同行事は拍手のうちに終了しました。
感謝の花束、贈呈~!
<撤収~!そして、お茶会。>
最初の方にも書いたけど、ほんとに、時間の余裕のない状況で、余韻に浸るまもなく、「撤収~!」
壁に貼ったものをはがします。椅子をたたんで片付けます。またまた、参加者の皆様にお手伝いをいただきました。ありがとうございました。
ホワイエでは先生が参加者に囲まれていました。サインを求めて列もできました。女性が多かったけど、指揮者剛は総譜に先生のサインをいただいていました。いいですよねぇ!
実は彼、合同企画は、指揮の後ギターパートで参加していたんですけど、ギターのパート譜を家に忘れてきていました…「楽譜、忘れてきてど~すんの??」って笑ったけど、それだけ、指揮の方が大変だったってことでしょうね。お疲れ様でした。
私たちスタッフ女性陣は、先生と写真をとってもらいました。嬉しかったです。
私が誘った、元メンバーも聞きに来てくれていました。これを機会にまた、参入してくれないかなあ…やっぱり人数が多い方がいいですよねぇ!
さて、スタッフは掃除を終え、ごみを持って下り、持ってきた道具を片付け、精算と、カギの返却。
3:00です。「交歓会」自体はこれで終了。
さて、誘われるままに、隣の厚生年金ホールのカフェに行きました。なんと、そこには、藤掛廣幸さんが!
参加者が20人ほどいらっしゃったでしょうか。ちょっとした、お茶会になりました。
私たち、マンドリン愛好者からみると、「藤掛廣幸」という作曲家は、「マンドリン音楽」の作曲家というイメージがありますが、そればかりではなくていろいろな音楽を手がけていらっしゃるんだなということが分かりました。
たとえば、先生がNHKの「中学生日記」の音楽担当だって、知ってましたか?ああいう音楽は、たとえば、「38秒後に転調」とかいう細かい注文が来るので大変だそうです。そして、自分としては「ここは、マンドリンで」と、思っても、ディレクターが「ピアノで」というとピアノになってしまうんだそうで、こういう「個性的」な楽器はあまり使われないんだとか…いろいろなお話をすることができました。
おなごり惜しいけどお別れです。
これで、無事「第23回マンドリン交歓演奏会」を終えることができました。
参加者の皆様「楽しんで」いただけたでしょうか。また、元気に来年会いましょう。楽器を続けていてくださいね!!
末筆ながら、長~い報告の最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
H.16.7.11
p.s.合同練習日の話を書こう、とか、前に自分が「練習日記」に書いたことを、今、思い出しました。
またここらへんに、付け加えるかもしれませんが、今日のところは、こ・こ・ま・で。